早稲田大28-24トヨタ自動車

最後まで目が離せない接戦でした。隣で観ていたおじさん、書類と新幹線だかの時刻表をにらめっこしつつ、最後ノーサイド5分ぐらい前に名残惜しそうに席を立っていきました。
今日は自由席のいつもの社会人の試合では封鎖されている端っこのスコアボード側で観戦。日当たりはいいんだがスコアボードが見づらいという諸刃の剣。当然周りは早稲田ファンばっかり。観察だけするならNHKでも中継はあるのでそれで十分ですもんねー。
しかし早稲田は社会人並みの強さですわ。チームとしての意思統一がよく出来ていると思う。セットプレーも社会人のプレッシャーに負けずに正確だったし、プレーの迷いも少ない。ランででトヨタのディフェンスのギャップを突いていくのも上手い。モールも押せるし(東芝に出稽古にでも行ってきたのかな?)。個々の力の強さと戦術はあれこれあったんでしょーけどそれがあまりプレーに結びつかなかったトヨタに対して、持っている実力を余す所なくプレーに反映させている。しかもそれが後半までしっかり維持できたからねー。トヨタは、学生相手ゆえに逆にギリギリのプレーに挑まなかった(挑めなかった?)のが敗因かなと思う。大学のラグビー部相手というよりもU23日本代表と試合するぐらいの気持ちが必要だったかもね。
見ものだったのは28-24になってから残り15分ほどの攻防かな。トヨタは勢いでゴール前まで攻め、ひたすら1発逆転のトライを早稲田がなんとかしてライン際で凌ぐ場面。トップリーグで得点を稼いだ広瀬のキックという伝家の宝刀(1代だけだっちゅーの)が、早稲田の声援を聞いているとここまでも無力に映ってしまうとはねー。3点だから1発逆転は無理だから。とにかく1本蹴ってみたら結果は違ったのかもしれないけれど。
単純にラグビー歴と考えると、社会人>大学という図式になる。でも仕事とか家庭のこととかを考えずにラグビーに飛び込める、ラグビー以外に考えなければならないことが(良い意味でね)社会人より少ない、ということを考えれば、大学ラグビーというのはラグビーをやるにはとてもよい環境なのだと思う。それ以外のハード的・ソフト的練習環境に恵まれていれば。”ダイヲタ”みたいなことをいうけれど、大学ラグビーって、結構いろんな可能性があるのだと思う。1日に必要な練習時間ってどのくらいなのか分からないけれど、本来の各自の専攻の勉強時間というのを差し引いても、時間はいっぱいあるからねー。
しかし意外な展開になって、帰りは「来週のチケット買わないと」と言う人が大勢いました。あたしは、「来週は早く行かなきゃ座る場所なくなっちゃう」という心配だけど(チケットは後援会で入手できるから・・・でも、割り当て枚数少なくてギリギリだと入れなかったりして・・・)。
ちなみに、早稲田出身の東芝関係者はどっちを応援する人が多いんでしょ〜?