竜はひらりと身をかわす〜日本VSウェールズ戦

1.サントリー小野澤選手、大健闘!
日本代表に選ばれたFBが同じ東芝府中の松田・立川選手2名で、一方で東芝府中もオープン戦ではずっとこの2人がBFを務めていました。ということはもし、このオープン戦期間中に少なくともどっちかがけが等で出られなかったら誰がやるのだろう、とどっちのチームにしても気になるところでした。
それが先週のウェールズ戦@花園で松田選手が負傷したことでそれは現実のものに。東芝府中は今週は(オープン戦とはいえ)土・日と遠征でワールドと近鉄という強豪との対決があり、一方で日本代表これまでのウェールズとの試合でサントリーが活躍、という状況を考慮したのでしょうか??サントリーの小野沢選手がFBに選ばれ、一方立川選手は東芝のオープン戦の先発(予定)メンバーになっていました。

実はサントリーの試合はなぜかスケジュールが合わずに見たことがないのですが。。。スピード感のある試合によく慣れていて、特に後半の逃げ切りトライは良かったです。同じくサントリーの栗原(キックがまずかったところはありましたが)・斉藤祐也選手とともに、反応の速さは国際試合に向いていると思いました。また、バイヨンヌから帰国してきた村田選手もすばやい仕掛けを見せてくれました。

ラグビーでいいシーンを見ていると、【時間が止まったような感じ】っていうのはこういうのなの!というのが本当によく分かるね〜。逃げるほうも、追いかけるほうも、猛スピードで走っているのに、なんだかどっちも止まっているように見えるの。


2.でも、一度ボールが渡ってしまうと、まるで金魚すくい・・・
キック処理のミスをすばやくチャンスにし、一旦ウェールズにボールが渡ってしまうと今度は後ろからタックル目指して追いかけて行くという感じで、先を行くウェールズの選手の片足をなんとか捕らえようとしてもひらりと身をかわしてあっという間にゴールライン。キックの使い方は今後の課題なのでしょう。
また、せっかく攻撃を仕掛けて誰かが突破してもフォローの選手が追いついてこないのでつながらない、ということも少し気になりました。上から見ているとウェールズのほうは背番号を見るまで誰がFWで誰がBKなのか分からない。これは単なる私の予習不足・・・ではあるんだけれどもそういうラグビーをやっている。スピードがあり、すぐに攻撃/守備が入れ替われるようにするには誰がFW誰がBKにとらわれず動ける必要があるのでしょうね。日本も今回のメンバーはウェールズと同様の、その(特にFL/No8/CTB)「誰がFWで誰がBKなのか分からないラグビー」ができそうなメンバーだったので、7月のPRCでは頑張ってほしいと思います。
ところで7月のPRCは8日が悲しいことに府中ラグビー祭と重なっている・・・のです。これは何が何でも4日の準決勝@東京スタジアムには行かねば!と思ってもう4日のチケット買いました。仕事の後だけど・・・この前のPバーバリアンズ戦は飛田給【とびたきゅう】駅に特急の臨時停車があったそうなので電車のほうも合わせて今度も期待しましょう。