東日本社会人 サントリー○45−38●東芝府中

この3連休は秩父宮などでさまざまな熱いカードが組まれていますが、私の観戦スケジュール(カリキュラム?)では「サントリーVS東芝府中」は必修です。
ノーサイドの笛が鳴ったときに、一瞬その場が止まったように感じました。 一気に6トライをあげ引き離し、じりじりと追いつかれるのに耐え、同点になっても引き離されまいと踏ん張り、逆転されてからの最後の5分もなんとか追いつこうと攻めつづけた東芝の選手達はその瞬間に倒れ、私も体もまぶたも一瞬無重力状態のようになりました。 東芝府中は前半10分過ぎからサントリーのディフェンスが整わないうちにひたすら縦攻撃とモールでいつの間にか6トライ。(ノーホイッスルトライもあったかな)
敵陣に入ったらもう走り放題、押し放題で去年観たサントリーとの試合ではこれだけ優位に立てたことがなかったこともあり、このまま走り尽くして逃げ切れ〜。と思いました。 しかし、前半25分辺りからウルイナヤウが走り抜け、小野澤が走り抜け(でも東芝もよく止めました!)て前半終了時点で38−19。 しかし従来の攻撃のリズムを取り戻したサントリーは横へ横へと展開し東芝のディフェンスの合間をかいくぐって、あと5点差、同点、そして・・・
私の観た今季の東芝戦の中では一番観客も多く、隙間のないバックスタンド中央はおじさん方(それぞれ応援している選手がいるところ、会社関係者が多いのかな)を中心ににぎやかな声援に包まれていました。 これは身内(箕内じゃない)びいきなのかもしれないけれど、社会人の試合を応援に来るおじさん方って、「オレたちはそんなにラグビーは詳しくないけど」という、腰の低さが感じられて、追いつかれても逆転されてもレフリー(今日は下井さん)の判定にちょっと違うんじゃ?と思うことがあっても、言うことは言うけれど、自分の子どもの出る試合を観に来ているような温かさ(そうだよこれっ!)を感じるんですよね。
それは、私が大学より社会人のほうを好んで観に行く理由の一つでもあります。
私はハーフタイムの時に、このまま逃げ切ってしまってさらに全勝、東日本「イチ抜け」したら、全国社会人の楽しみがなくなってしまう・・・と思ってしまったりもしたのですが、まったくファンっていうのはいい加減で、一方東芝の選手達は本気で勝つつもりだった。ノーサイドの時の姿、試合後に伺ったお話でも「負けは負け」ととらえていたということ。 その気持ちは確実に次のNEC戦、クボタ戦につながっていきます。 さて、今日来ていたたくさんのおじさん方、17日の江戸川にも来てくれるのかな〜。
ちなみに東芝の先発メンバーは松田さんが14番、立川さんが15番。あと5番ロックが春のセブンズで店長がイチオシしていた大野選手(清陵情報→日大)。公式戦、もしかして初スタメンだったのかな?ボールに関わる姿勢とか半年の間で随分成長して、早くも私のイチオシの手から離れてしまったかな、という複雑な気持ち(笑)次はラインアウト頑張ってください。