ゆく選手、くる選手、それぞれの事情

そろそろあちこちの大学や社会人のチームで、加入選手や引退選手が発表されてきています。特に社会人は今秋から全国リーグの「トップリーグ」が発足することもあり、やはり東芝府中サントリーも例外ではなく、(とりわけこの2チームはどちらかというと「仕事とラグビーの両立」を強調してきただけに)ここに来て自チームであるいは移籍してプロ契約したり・・・というニュースを目にします。
現役社会人選手たちとほぼ同年代の私にとっては、仕事との両立を目指す”会社”の言い分も、体力的にもプロに近い環境でラグビーをできるのは今しかないという選手の言い分も、何となく理解できるんですよね。(とはいえ、石川選手の東芝府中”引退”は残念だが・・。)
仕事をして4、5年すると、ようやく片手間の仕事では得られない、フィニッシャーになったときの喜びも、サポートすることの喜びも理解できるようになり、もう後には戻れないなと感じるようになるのを実感する。選手たちにもラグビーと仕事をめぐって、いろいろな焦りとか迷いとか、あるんだろうなと思う。というわけで、今季のサントリーはプロ契約選手&仕事との掛け持ちの選手とでの「勝てる組織」づくりにも注目かな。