サントリー、しっかりしてくれ。

kumi01832004-09-25

秩父宮トップリーグサントリーvsリコーとNECvs三洋電機を観ました。今日はメインの選手席の後ろ辺りで観たため、サントリーNEC、両チームの悲喜を目のあたりにしました。サントリーは16-20でまさかの苦杯。前半はサントリーが押しており、3PGを先取して折り返す。とはいえトライにつながるようなラインでの突破がいまひとつ。リコーは#7伊藤鐘史を中心に密集周辺でよく止めてます。例年、何をしたいのか分からない試合をすることがあるリコーなのだが、今季は明確になっているようだ。そして、極め付けはサントリー、前半34分ごろの#7若松と後半の#8ライアンのシンビン。全体的に密集付近で優位に立てず、バックスもどうラインを作っていくのかが見えず、迷走してしまったような印象です。試合後の選手席はしばし沈黙。。。
NEC-三洋は30-24でNECの勝利。ヤコとトニーブラウンの両キーマンSO対決。両選手の、自陣深い所から敵陣22mの向こうまで伸びていくタッチは、やはりチームが楽になる。スクラムラインアウト時のポジショニングにも要注目。その手か、というのが観客にも分かるんだけど、しかし簡単には止められないのだ。NECは2年目武井の突破が良かった。ラグマガ先月号付録の戦力分析に「サントリーの小野澤ばりの粘り腰」と評されているんですが、今日に限っては、本家小野澤を超えていました。三洋も基本をきっちり押さえた、いいラグビーをしている。先週のIBM、今週の三洋、とNECのディフェンスを破れるチームが出てくることで、トップリーグの行方がますます分からなくなります。
他、花園。ワールド27-25クボタ、神鋼43-36IBM。IBMは7点差以内+4トライ以上で、さりげなく神鋼から勝ち点「2」をゲットしています。そして、もう1試合。磐田で19:00K.O.はヤマハ40-10近鉄近鉄厳しいなー。しかしこの試合、遠方から来たファンや試合関係者はその日のうちに帰れるのかなぁ。新幹線や近鉄電車はまだあるのかな。
さて、写真はNEC三洋戦の後半のそのまた後半に、とりあえず取ったというものです。三洋ボールのラインアウト失敗。手前、三洋(白ジャージ)のHO#2は山本貢、フル出場です。ラインアウトの出来はともかくとして、すでに新人選手には見えません。