全国社会人大会予選プール2回戦@秩父宮 その2(12月23日)

一昨日と一転変わって、冬晴れの中で、そして一試合目から大観衆の中での観戦でした。

では、本日は試合別に。
”死のC組生き残り戦2nd stage” リコー○36-25●ワールド
周知のとおりの死のC組、これまで1勝のリコーと1敗のワールドとの対決。
ワールドにはトップリーグに残ってほしいと思い、さらに掲示板によくいらっしゃる関西のファンに「ワールドを応援します!」と宣言した店長はK.O.に間に合うように秩父宮入りし、ワールドの受付でメンバー表をもらって入場しました。
全体の印象からすると、モールなどでのボールの働きかけがリコーのほうが早く、それで前半は攻勢になっていました。これはやはり全国大会に入って言われるようになった東日本と関西の差、というものなんでしょうか。またラックなどからのこぼれ球もリコーがすかさずとってそれがトライにつながったという、ワールド側からするとちょっとしたミスによる失点も大きかったと思います。
後半はワールドもボールがよくつながっていましたが、前半のリコーのペースについていけなかった部分が大きかったのかなと思います。
リコーは2勝してここで決勝T入り(=トップリーグ入り決定)です。
一方のワールドは次の、2敗同士のトヨタ戦での勝敗でトップリーグ入りの当落が決まります。トヨタは今季は一度も見ていないので、どんな感じなのか良く分かりませんが、勝ってくれー!!
それにしても、トヨタって、私の中では冬ラグビーの名物っていう印象があるんですけど。一昨年度は社会人決勝、昨年度は社会人2回戦(これだけ花園)、日本選手権1回戦・2回戦と生で観ているからなのですが、すでに日本選手権出場の可能性もなくなっているので今季は私の目の前に姿を見せずに消えてしまうんですね。

さて、次。
サントリー杯D組2位争奪戦” 東芝府中○13-12●神戸製鋼
前半は0-5神鋼リードで折り返しました。神鋼はFWが中心となって徹底的にラックに入り、東芝の持ち味を殺した結果のスコアです。ただ、前半が終わった印象では神鋼のほうは今のチームでできることはここまででいっぱいいっぱいで、逆にまだ余力(攻撃のオプションとかディフェンス力とか)がありそうな感じだった東芝は後半にはトライ取れるだろうな、というふうに見ていました。
後半はゴール前に攻めつづけて神鋼は再三オフサイド。客席のおじさんたちから「認トラ!!」の声も上がる中(本当にそんな略し方するの??笑)、結果自力で取れて一歩前進。
神鋼もつないでベテラン中道の突進からのトライで後半30分過ぎで12−10と逆転されたが、このスコアなら攻勢に出れば敵陣でペナルティーもらってPGでリード、というシナリオがあったのでしょうか(少なくとも私の中では・・)。実際にオフサイドからペナルティをもらった時には迷わず?PGを選択。島崎がボールを置いた時に「ロスタイムは3分です。」の発表が。島崎のPGは成功。その後の攻撃ではとにかく自陣で踏み込まれないように、最後のモールでは22番を残して残りの14人で押していたのは圧巻でした!
神鋼は大畑が抜けた穴というのも大きかったと思います。BKに展開して、本来大畑だったら抜けてトライ、というところを14番竹下のところで捕まってしまう(こういう場面が2,3度あったかな)。

この試合は「負けたほうが」A組1位になりそうなサントリーと決勝T1回戦で対戦する可能性が高い(しかも決勝T1回戦で負けたら日本選手権の出場資格も失う。)という、”サントリー杯D組2位争奪戦”では神鋼が一歩前進した形になりました。