全国社会人予選プール3回戦@秩父宮

・”死のC組”生存者による1位争奪戦 NEC×リコー
NEC24−14リコー
結局死のC組から早々と決勝T進出を決めたのは東日本3位のリコーと、今思うと東日本7位から代表決定戦を経て出場を決めたとは思えないNECの対戦。NECはやはり、11月の東芝戦あたりから試合ごとに完成度を高めているのがよく分かりました。ディフェンスの集散もよく、リコーのアタックをほぼ確実に止めていました。山場は後半の10分近くの攻防。ひたすらゴール前はモールで攻め、リコーの再三のコラプシングの果ての認定トライは、ようやくここまで復調した証拠でしょう。
一方リコーは今季の好調はオズボーンの活躍によるものが大きかったですが、前回のワールド戦のようにオズボーン抜きでキックをあまり使わずすばやいアタックを中心とする攻撃のほうが面白かったな〜。(オズボーンを使うなと言っているのではなく、セットプレーがあまりうまく機能していなかったため)
とはいえ、タヌママさんは健在でした。

・”サントリー杯D組2位争奪戦最終ラウンド” 東芝府中×セコム
東芝府中58−10セコム
東芝府中は前半はセコムのディフェンス網に取り押さえられル一方でディフェンスがばらばらで自陣であわやトライという中で、ミスにかなり助けられました。セコムのディフェンスはそんなに疲弊しているようには見えなかったのですが、後半は立川選手の、サントリー小野沢ばりのボディコントロールに豪快さを加えたステップにいいように走られていました。トライごとに「剛士さ〜ん!」と叫んでいた私とアナウンスを聞いていた後ろの女性グループは「ごうしって、選手の名前だったんだ」とつぶやいていました。
しかし、前回の神鋼戦で決勝打を放ち、大活躍だった島崎が不発。どうした!!後半は珍しく石川選手が蹴ったりもしていましたが・・。
それからセコムはBKの決定力がもう少しあるといいですね。体型的にもバックス全体に線が細く、なかなか抜けないんですよね。(一緒に観ていたnaoさん談)そう見えるだけなのかもしれませんが、2日の大学準決勝を観て感じたことでもありますが、優勝候補にノミネートされるかどうかというのには、個々の選手の努力や技術だけではどうにもならない部分が多いんでしょうね。会社や大学のバックアップやトレーニング体制がどれだけ整っているかに依存する部分が大きくなってくるのかもしれません。但しこれは、サントリーの例を見れば分かりますが、仕事や学業よりも練習を最優先するということを意味するわけではないようですね〜。

この2つと並行して、ワールドとトヨタの「死の
C組生き残り戦最終ラウンド」でワールドが最後DGによる逆転勝利のニュースも大きく沸いた1日でした。