東芝府中、5年ぶりに日本選手権制覇!

東芝府中、とうとう三度目の正直!日本選手権優勝です。やったぁ!!
前に書いたことがあったかもしれないけれど、トーナメント戦というのは、最後の試合で笑顔で帰れるのはたったの1チームで、それ以外のチームははどこかで涙を飲まなければならない。サポーターとして3年応援し続けて、「勝てるかもしれない」ではなく、優勝という言葉をはっきりと意識した今日の試合、実際に応援しているチームが優勝して、嬉しさとかいうよりもトーナメントで優勝するというのはこういうことなんだなというのを初めて体験した瞬間でした。優勝というタイトルの名前はまず誰もが口にするのだけれど、実際に手にするのはとても難しく、持ってみるととても重みがあるな、ということを3年観てきて感じました。3年ぐらいで、「いやぁ、すごいキツかった!!」なんて言うと、もっと長い間優勝から遠ざかっているチームを長年応援しているファンには「そんなの甘い」って言われるんでしょうけれど。
試合のほうは、両チームのディフェンスのプレッシャーなのか、決勝というプレッシャーなのか、ここぞという局面でノックオンなどのミスが多く、ロースコアの展開でした。一人一人の選手が「インパクトプレーヤー」ながら、一つ一つの接点でチームとして機能した東芝府中が、神戸製鋼ディフェンスのほんの少しの隙間をついて、3トライ22点を取りました。
今回はバックスタンドで応援したので表彰式の表情はスクリーン越しで見る形だったのですが、印象的だったのはバイスキャプテン立川選手の苦笑いに見えた、賞状授与のときの表情でしょうか。全国中継されている試合での2試合連続のシンビンで、客席からもブーイングでしたが、元東芝副社長にして元トップレフェリーの町井協会長もおかんむりだったのではと思います。ラフプレーはきちんと反省して、来シーズンのチームが一回り大人になるきっかけとなることを期待しています。